多人数制作向け!プランニングポーカーで遊びながらスケジュール組もうぜ

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まきな
同人ノベルおじさん。企画/シナリオ/イラスト/スクリプトやってます。虚構英雄ジンガイアという同人ノベルを作りました。ジャンル問わずものづくりが好き。最近格ゲー作ってる。趣味は飯テロ。

はじめまして!同人ゲーム作ってますか!
同人ゲームを作って人生を謳歌しているまきなです。今回は同人ゲーム制作では触れられることが少ないマネジメント系の技術紹介をします。

かたーい話だと思ったあなた!かたい話じゃないぞ!
今回紹介するのはゲームみたいに見積もりができる『プランニングポーカー』の紹介。
仕事以外でかたい話なんかしたくないぜ!!

でもでもでも。なんでわざわざマネジメントの話なんてするの??もっと面白い話を選べばよかったじゃなぁい??
いやぁ、だってねぇ。同人ゲームってチーム製作多いじゃないですか。で、チームで作ってるとゲームを作るところじゃなく、チームを運用するところで問題が発生することも多いわけで。僕も何度も何度も失敗してきています。

だからヘラヘラしながらも、考えなきゃならんのだぁ。

見積もりってなんぞ?

そもそも見積もりってなんだ。
見積もりとは1つの作業にかかる時間を見積もって、作業量を出すことです。それを元にスケジュールを組みます。

同人ゲーム制作でも多人数で制作する場合はスケジュールを組んで作業すると思います。組む人は「XXの絵の作業は一週間ぐらいかな」とかとか色々と考えて作業順番を決める、「作業量を見積もってスケジュールを決める」という行為をしているのです。

でも一度スケジュールを組んだことのある人は思ったことあるはずです。

このスケジュール、あってんの??

例えば自分は絵を描いたことのないけどスケジュールを組むことになった!なんてときに絵1枚にどれくらいの期間がかかるんだろうってわからないですよね。はい、僕もわかりません!!知らん!!
でもわからなくてもスケジュールを組まないと、大人数のサークルだと作業を円滑に進めることができません。え、見積もらないまま、スケジュール組まないままみんな作業しちゃう!?オイオイオイ死ぬわアイツ。

他にも実際は一週間以上かかる作業を1日でできるって見積もっちゃったら大変ですよね。
おいこらここのスクリプト1日でできるわけないだろいい加減にしろ!でもスケジュールが崩れて他の人にも迷惑がかかっちゃう!スケジュール組んだやつ出てこいやぁ!ドンガラガッシャーン!そしてはじまるリアルファ(自主規制

だから見積もりって大事なんです。
今回紹介するプランニングポーカーはその見積もりをゲームみたいにやっちゃう見積もり手法です。

プランニングポーカーって?

プランニングポーカーは、アジャイルマニュフェスト起草者の1人である、James Grenning(ジェームズ・グレニング)さんが定義した見積もり手法です。すごいおっさんが考えた見積もり方法ってことですね!アジャイル開発の第一人者と言われてる人物なので気になる方はググってみてください。

ではプランニングポーカーの実際のやり方を紹介します。

準備物
・見積りカード
・作業一覧

プランニングポーカーでは、制作に参加する皆を集めて行います。1人は進行役として話の進行をしましょう。
準備として全員が「1、2、3、5、8・・・」といった数字が書かれた見積もりカードを所持します。
進行役の人は作業一覧から見積もりを行う作業を提示しましょう。
参加者は提示された作業を確認し、自分が場に出す見積りカードを考えます。見積もりカードの数値が小さいほど作業時間はかからず、大きいほど時間がかかる作業です。
全員が作業を確認し「いっせーの!」で参加者全員が自分が思う見積もりカードを提示します。

カードが提示されたら話し合いです。全員がその数値をだした理由を発表します。
例えばAさんは「2」を出し、Bさんは「8」をだした場合、「2」をだした人は早く終わることのできる情報を持っている可能性があり、「8」をだした人は早く終わることのできない情報を持っていることがあります。

そういった情報を共有の上で、再度「いっせーの!」で見積もりカードを提示し、全員のカードの数値が揃うまで繰り返します。
繰り返す回数は最大3回まで。それを超えた場合、その作業は「まだ作業分解する必要がある」として除外します。
上記のようにカードの提示と理由の提示を繰り返し、参加者間での情報共有を行いながら作業一覧の作業の数値を決定していきます。

すべて完了した時には作業一覧すべてに全員が納得した見積りの数値が記入されるのです。
ゲーム感覚で作業を見積もる多人数参加型見積り、それがプランニングポーカーです
より詳細なルールについてはこちらのサイトがわかりやすくまとめてくださっていますので参考に。

ちなみにカードはamazonなどで販売されてますが、ルールを理解して自分で作った方が安
くつくぜ!そういえば昔オリジナル遊○王カード作ったなぁ…

プランニングポーカーの効果は?

僕も仕事で利用したことがありますが1人で黙々と見積もるのとはかなり違います。
ぼっちで数値とにらめっこするの辛くなぁい?僕はツラァイ。
そんな辛い僕の前に現れたプランニングポーカーの効果はこんな感じです。

1.作業の相対的な大小関係がわかる
2.多人数でのスケジュール共有及び知識共有で納得できる
3.ヘタレな僕でも数値という形でマネジメントに協力できる
4.ゲームっぽくておもろい

1.作業の相対的な大小関係がわかる

みなさん、東京タワーと東京スカイツリーの高さ、どちらも正確に言えますか?
知識があれば答えられるかもしれませんが、ない人は無理ですよね。でもどちらが大きいかはなんとなくわかるんじゃないでしょうか。
やったことのない作業は未知のものです。どれくらいかかるかなんて正確にはわっからーん!でもどちらが大変かはなんとなく想像できそうじゃないですか?
このプランニングポーカーでわかるのは具体的な作業日数ではなく作業間の大小関係です。
見積りカードで「1」という数値をだしたからといって1日で完了する作業というわけじゃありません。
でも大小関係がわかれば今までより正確な作業日数を推測することができます。また困難と思われる作業から取り組むといったリスク軽減のための策を打つこともできます。

2.多人数でのスケジュール共有及び知識共有で納得できる

複数人で作業したことがある方ならわかると思うのですが
・自分が作業してる時、他の人が何してるかわからん!
・うちのリーダー、全然納得できるスケジュールを組んでくれない!
という不満を持ったことがあると思います。今、首がもげるほど縦に振った方、お疲れ様です!今僕に冷たい視線を向けたあなた!ごめんな!!
ない方はめっちゃ優秀なリーダーに恵まれてます!そのリーダーさんをもっと褒めてあげて!
プランニングポーカーを実施する場合、参加者全員から情報を収集し見積もりを行うため、
情報共有不足が発生しにくくなります。全員が納得した見積りが行われるってとてもすごいことじゃないですか?

3.ヘタレな僕でも数値という形でマネジメントに協力できる

「意見がある方は手をあげてください」
なんて言われても手をあげることなんてできないヘタレの皆さん。はい、僕もです(号泣
そんな自主的に意見発信なんてできるわけないやろ!こちとらクラスの仲良いもん同士で組んでくださいで余るようなコミュ障人間やぞ!!トラウマぁ!!!
でもプランニングポーカーの場合、見積りカードを通して意見の発信ができます。
「それどう考えても時間がかかるなぁ、でも言いにくいなぁ」と思っていてもなかなか手があげられない場面あるかと思いますが、見積りカードの提示という全員が一斉に行う行為なら、気が楽じゃないですか?
こちらの不安を伝えたい場合は大きい数値を出せばいいですし、それ早く終わることができるよ!という意見は小さな数値を出せばいいのです。
「そんなんめっちゃ大変に決まってるやろ!クッソ大きい数字出したろ!!バーン!!」
これって作業する人もスケジュール管理する人もどっちも幸せになれる情報じゃないですか?
手をあげて発言するよりとっても楽だ!発信してやろう!

4.ゲームっぽくておもろい

こんなところでこんな記事読んでる方であれば、ゲームするの好きですよね!僕もです!
プランニングポーカーはゲームのように見積りができます。参加者それぞれから提示されるカードを見比べ、情報を集めていく作業は楽しいです。
そしてゲームっぽい雰囲気なら普段出てこない意見も出やすい!意外な人から意外な情報が出てくることも多々ある!お前なんでそんなこと知ってんねんみたいなやつ!いるで
しょ!!そしてそういうやつあんまり発言せぇへんかったりするねん!お前僕と同じでクラスで二人一組作れへんかったやつやろ!!僕も余ってたから一緒に組もっ♥

楽しく意見を集め、納得してゲームのように見積りができる。見積りが楽しくなりませんか?

終わりに

同人ゲーム制作でマネジメント系の話に触れられることって少ないので、他サークルさんがどうしてるかって結構謎ですよね。チームを円滑に回すことってとても難しいのでこういう知識は持っていて損はないはず!みんなもっと発信しようぜ!
さてさて、こんな記事まで書いて紹介したプランニングポーカーですがすべてを解決する見積り手法ではないです。
けれど最近の同人ゲーム制作のように、ネットを通していろんなスペシャリストが集まって作るようなものづくりでは、みんなの意見を収集して見積もるプランニングポーカーが活躍する場面はあるのではないでしょうか。
それでは今回はこの辺で。
みなさん良い同人ゲーム制作ライフを〜

 

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