物語を「占い」にまかせちゃう!? タロットプロットで簡単作劇!

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かば男
スタリオポラリス所属のシナリオライター。たまにデザイン。 デザイン、シナリオのお仕事募集中です!! お気軽に。

(※個人ブログからの再掲記事です)

ストーリーを作るって大変で……

ストーリーを作るのって大変ですよね。
良いアイデアはあるんだけどそこまでの道のりが~とか、
締め切りは決まってるんだけどそもそも何をやっていいんだか~とか、

なにか書きたいんだけど何を書けばいいのか~なんていう悩みもありますよね。

そんな時にはいつも「とりあえず機械的にプロットを書こう」というアプローチの本である
大塚英志先生が書かれた「物語の体操」にあった「タロットプロット」というものを使っていました。

以下紹介サイトの内容は、↑の本を読むとより理解しやすいと思います。
プロットを書く「準備運動」ができるようなおススメの一冊です。

タロットでお話を「強制的」に作ろう

タロットプロットについて詳しく説明してしまうと本の内容を明かすことになってしまうのでかいつまんで要点だけを上げると、

タロットカードを用意し、それをシャッフル。
※逆位置が出るとより良いので、トランプのようなシャッフルではなく麻雀のように

その中から6枚をとり、それぞれを

1「主人公の現在の状態」

冒頭の主人公がどのような状況になっているかを表す。
例えば、愚者のカードが出たら、「自由な状況」など。

2「主人公の近い未来の状態」

主人公が、おちいる状況
例えば、隠者のカードが出たら「なにか秘密を知ってそれを隠さないといけない」など。

3「主人公の過去の状態」

主人公が、ストーリーが始まるまでにどういう状況だったか。過去のトラウマなど。
例えば、戦車の逆位置のカードが出たら「暴走して失敗してしまった」など。

4「援助する者」

主人公を助けるパートナーキャラクターの状況を表します。
例えば、星のカードが出たら「いつも希望をもっているキャラクター」など。

5「敵対する者」

主人公のライバルになるキャラクターの状況を表します。
例えば、審判のカードが出たら、「(過去の暴走によって引き起こした問題の)結果、主人公を恨んでいるキャラクター」など。

6「結末の状況」

物語の結末がどうなるかを表しています。
例えば、恋人のカードが出たら、「和解して絆を取り戻す」話になります。

1~6のカードをまとめると…

かつて、魔力の暴走によって大きな被害を出してしまった(戦車の逆)主人公は、流れ着いた町で自由人としてあてもなく暮らしていた(自由)。そんなある日、魔力の暴走が事故ではなく領主によって仕組まれた物であったことが発覚する(隠者)。

そのことを知ってしまったが故に命を狙われるようになってしまう主人公。だが、能天気でいつも前向きな自称・弟子の働きで切り抜けて行く(星)。ある日、追っ手として現れたのは主人公を家族の仇だと思い込んだ同郷の男だった。取りつく島もなく戦いになるが、ようやく真相を打ち明ける主人公。同郷の男と和解し、かつての絆を取り戻す(恋人)と、領主の所へ行き、領主を成敗して終了。

などといったプロットがゼロから考えるより簡単に作ることができるのです。

カードを集めるの面倒だし……という時におすすめなサイトが!

そんな便利でおもしろいタロットプロット。
ですがまずタロットカードを用意するのが面倒ですよね。
(上述の本にはコピー用のタロットが付いていました)

そんなときに見つけたのが、このサイト。

http://tarot-plot.com/

Web上でタロットプロット用のタロットが引ける、その名も「タロットプロット」。
作者の五条ダン さんには頭があがりません。超便利です。

使いやすく、しかも進化したタロットプロット。

このサイト、上述のタロットプロット作成法をより進化させて、9枚のカードから物語を作れる仕組みになっているのですが、カードに付属するヒントとなるワードなどが多く、よりインスピレーションを得やすい環境になっています。

その他にも便利な機能があるので、紹介していきます。

主題設定機能

カードを一枚引いて、物語のテーマを決めることができます。
その要素を中心軸に据えて、プロットを作るとう縛りをすると作劇能力が上昇しそうですね。
主題設定機能ページ

即席アイデアメーカー

「性質」×「人物」×「場所」の3ワードをランダムに組み合わせた文章が出るページ。
ちなみに、さっき引いたら下がでました。

① だまされやすい僧侶が、動物園にいる。
② 幸運に恵まれた理容師が、治験会場にいる。
③ 引っ込み思案なパン職人が、博物館にいる。

こういったランダム要素から思いつくことは多いので、活用しています。

即席アイデアメーカーページ

登場人物の役割別キャラ設定

タロットプロットの応用で、キャラクターそれぞれの「中核」になる要素をランダムで引いてくれます。

設定できる人物は、以下の9人になっています。

1.主人公
2.相棒
3.好敵手
4.依頼者
5.協力者
6.被害者
7.敵対者
8.道化役
9.黒幕

これら全部で9人のキャラクターを作っても良し、いくつかを混ぜ合わせて複雑なキャラクターにしても良し。まずこの9個の役割をどう入れるか考えるだけでストーリーが面白くなりそうですね。

登場人物の役割別キャラ設定ページ

世界観設定

タロットプロットの応用で、架空世界の要素をランダムで引いてくれます。

設定できる世界観は、以下の12人になっています。

1.政治
2.経済
3.宗教
4.軍事
5.歴史
6.文化
7.科学
8.自然
9.住居
10. 国民
11. 権力
12. 本質

世界観設定ページ

困ったらタロットにお願いしよう!

ほかにもまだまだ細かいモードや自由に使えるフリーモードなどもあるので、実際にタロットプロットのサイトをチェックしてみてください。何度かカードを引いて眺めているうちに、ストーリーが思いついてきたりする……かもしれません。

人間やはり、縛りや制約がある状態のほうが面白い発想ができるものではないでしょうか?
タロットプロットの細かいやり方や、それ以外の創作方法(の準備体操)が満載の本、「物語の体操」もおススメです。

 

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